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2009年11月22日 (日)

書籍『落語を観るならこのDVD』カバー画

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 (ポット出版HPより)
「平成落語論─12人の笑える男」(講談社現代新書)の著者、
演芸評論家・瀧口雅仁が選ぶ名演DVD落語50本。

 古今亭志ん生、桂文楽、桂枝雀、柳家小三治、
三遊亭圓楽、立川志の輔……。

 今は寄席で観ることができない名人芸、
旬の落語家の名演DVDの演目の背景から
「観」どころまでを1本ごとにじっくり解説。

 寄席に行く前に予習したい駆け出しファンや
なかなか生で観る機会がない人へのガイドとしてはもちろん、
DVDごとに解説しているので、ベテランファンが
手元に置きたい1本を検討するのにも役立つ一冊です。

 巻末には紹介したDVDのデータ一覧に、落語家、
演目、タイトル索引付。
※DVDはついていません。


カバー画は、落語の世界の住人を描きました。

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▲落語「愛宕山」に出てくる男芸者・幇間の一八。

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▲落語「元犬」の白い犬。

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▲落語「茶の湯」のご隠居と小僧のさだ吉。

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▲クリックすると別ウインドウでカバー画の全容が
 拡大画像がご覧いただけます。

はじめての「生」落語は、落語好きの友人の誘いで出かけた
柳家さん喬一門の落語会でした。

じわっと泣けてしまう人情話、ドッと笑ってしまう創作落語、
シュールでナンセンスなストーリーの古典落語など
多彩な話に引き込まれました。

落語っておもしろいですねえ、と他の落語ファンにお話ししたら
今度は、その方がファンだという柳家小三治の独演会に連れて行ってもらい、
落語家それぞれに独特の雰囲気がある、ということ、それを味わうのも
落語の楽しみのひとつであることがわかってきました。

2007年には落語家が主人公のNHK連ドラ「ちりとてちん」が半年間
放映されましたが、ストーリーもキャラクターも役者もとても肌に合い、
ますます落語を親しく感じるようになりました。
「ちりとてちん」はDVDを買ってしまったほど…。

作品展示をさせてもらっている望雲では
毎年古今亭菊之丞の落語会が開かれてまして、
福岡旅行を兼ねて聴きにでかけるようになりました。
→■望雲寄席のようす

神楽坂に引っ越ししてからは、ご近所の毘沙門天(善国寺)書院で
定期開催されている毘沙門寄席が楽しみに。

「菊之丞の会」
 古今亭菊之丞の落語2席のほか、手品や講談、都々逸などが
 常に1席。寄席形式。3月・6月・9月・12月開催。

「志らく四季の会」
 立川志らくの独演会。4月・7月・11月・1月開催。

「白鳥・扇辰二人会」
 入船亭扇辰、三遊亭白鳥の二人会。5月・8月・11月・2月開催。

神楽坂の岩戸町にも「いわと寄席」があります。

これも、友人の誘いで出かけたのですが、
今年9月に「吉朝弟子の会」があり、桂吉弥をはじめ、
上方落語を楽しみました。

18才まで兵庫県に育ちましたが、
当時、テレビで親しんでたのは、吉本新喜劇に吉本漫才、
関西弁の落語を最初から最後まで生で聴いたんは
これがはじめてでした。

落語という決められたストーリーをしゃべりながら、
その日の客の笑いの呼吸をがっちり読んで、さらに波にのせる
という話芸をまのあたりにするたび、
これにみんな魅了されて、お金払ってでも見に来るんよな、
と思います。

わたしも「お金払ってでも、川口に絵を描かかせよう」と
思ってもらえるよう、技術とセンスを日々磨かんと…と思います。

寄席にでかけるのも、料理や語学を習いに行くのも、
おいしいものを食べるのも、漫画を読むのも、美術館に行くのも
旅に出るのも、仕事をサボっているわけでは、ないのであります。

『落語を観るならこのDVD』
瀧口雅仁 著

和田悠里 装幀
四六判   232ページ  並製
2009年11月発行

定価 1600円(税別)
発行 ポット出版

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