◎作品帖/著書

2012年3月26日 (月)

著書『お茶のすすめ』3月発売です

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興味はあるけど
いざ習うには敷居が高い。

茶の湯の世界を
ややこしい話ぬきに、
おもしろいとこだけ
かいつまんでご紹介。

お稽古歴15年。
茶道体験画日記
(WAVE出版サイトより)

『お茶のすすめ』
画と文・川口澄子
WAVE出版刊

学生時代からずっとお茶の
お稽古を続けていますが、
日々是発見です。お茶を通して
知る楽しみを教わりました。

お茶の専門書ではなく、
お茶を通しておもしろかったこと「のみ」を
マンガとエッセイと図解で記しました。

お気楽に、お茶をすすりながら
お読み下さい。

6月前半に『お茶のすすめ』発売を記念して
福岡のギャラリー「望雲」にて
個展「川口澄子仕事展 vol.6 」を開きます。

先行して、福岡県のうきは市にある
「ギャラリーぶどうのたね」にて
お茶会イベント「自分で点てるお茶会」を行っています。

3月31日(土)、4月1日(日)
各日15時より、各時間8名様まで、
800円でお菓子付きです。

要予約です。詳細は下記をご覧下さい。

        *****

    【 サクラサク -望雲うきは展-  】

  会期:2012年3月24日(土)~ 4月1日(日)
  会場:ギャラリーぶどうのたね 企画スペース「下ん段」にて
     福岡県うきは市浮羽町流川428
     TEL 0943-77-8667

  望雲HP   http://bouun.com/news.html
  望雲日記 http://blog.goo.ne.jp/bouun


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2010年7月 9日 (金)

新装「新旧 暦くらべ2010年 下半期版」

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「新旧 暦くらべ2010年 下半期版」発売のお知らせです。

水登舎として独立1周年、旧暦カレンダーも装いをあらためました。
福岡にあるギャラリー望雲さんでお買い求めいただけます。

この時期の発売なので、
下半期2010年6月から2011年2月までの
カレンダーとなっています。

2009年まで1年分で1050円。
下半期分は掲載量が半分なので、価格も半分、
税込525円です。スジを通してみました。

ご注文、送料、お支払い方法、お届け日数は、
望雲のサイトからメールをお出しになるか、
サイト記載の電話番号におかけの上、お問い合わせください。

お問い合わせ先 →望雲

(「→望雲」をクリックすると望雲のサイトに飛びます)

 *

 
新装版の7月はこんなデザインです。
このような調子で6月から2月まで9枚のカレンダーと、
解説1枚、表紙と裏表紙で12枚。

12枚なんですが、コンパクト・エコ・節約をねらって、
両面印刷にしました。なので、6枚つづりです。

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これまでの、柱の上のほうからダラリとぶらさげたり、
三角に折ったりするデザインも好評いただいていたのですが、
次のような点を改善しました。

・新暦の日付を基本にし、
 ふつうのカレンダーとしても見やすいよう、
 月名を大きくしました。
 
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・月の満ち欠けを
 ひとめでをわかりやすくしました。
 

 2010年7月26日(月)満月の日の例です。

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 旧暦の日付では水無月(6月)15日。
 旧暦では、毎月15日の前後が満月にあたります。

 *

・旧暦の日付
 新暦に対応させて全部記していましたが、
 旧暦と比べて「へ−!」となる、
 節句や新月満月など、ポイントとなる日のみ
 旧暦の日付を記しました。


 2010年7月20日(火)の例です。

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 この日は、新暦でも旧暦でも夏の土用の日です。
 旧暦の日付では水無月9日にあたります。
 いつの頃からか、夏の土用に
 「う」のつく食べ物を食べると邪気を祓うことができる
 という伝承があります。うなぎ、うめぼし、うどん。

 *

 2010年8月9日(月)の例です。

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 この日は、旧暦では夏越の祓えという日で、
 毎年、水無月(旧6月)末日に行われてきました。
 現在では、新暦の6月30日に行っていることが多いようです。

 新暦8月9日(月)は、
 旧暦の日付では水無月29日にあたり、水無月の月末です。
 次の日は新月で、文月1日になります。

 旧暦が使われていた時代は今より衛生事情がわるかったり、
 細菌の存在が明かされていなかったので、
 コレラなどの疫病にかかったり、
 夏に体調を崩したり亡くなったりする方が今より多かったので、
 無事夏を越して秋を迎えられた御祝いをしたのです。

 ちょうど新暦8月7日が立秋で、旧暦では秋。
 先の夏越の祓え水無月末日は、2010年は8月9日にあたり、
 旧暦で見てみると、昔からの行事と季節感が合致していたりします。

 *

…とまあ、旧暦がややこしいのは変わりませんが、
繰り返し申し上げと、この時期の発売なので、
下半期2010年6月から2011年2月までの
カレンダーとなっています。

2011年2月までなのは、
来年の旧暦のお正月が2011年2月にあたるからです。

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毎年、旧正月は日付がことなっていて、

 去年2009年は…
   新暦1月26日が、旧暦1月1日

 *

 今年2010年は…
   新暦2月14日が、旧暦1月1日、
  
 バレンタインデーがお正月。
 現在も新暦と旧暦を併用している中国では、
 恋人と過ごすか、実家の家族と過ごすか、
 問題(大げんか)になった人もいたそうです。

 *

 来年2011年は…
   新暦2月3日が、旧暦1月1日。
 節分の日にお正月です。

 *

実は、どの日も上記のどの日も新月です。
バレンタインデーや節分の日と重なるのは偶然ですが、
新月は偶然ではありません!

旧暦では、毎月1日が新月の日だからです。
というより、新月になる日を毎月1日としたのです。

旧暦のお正月は、
立春の日に一番近い新月の日にあたるようになっています。
新暦2月4日ごろを境に、その日より前だったり、後だったり
します。

ややこしい世界ですが、
あべこべに、もし、
旧暦を使っていた明治のはじめ以前に
わたしが社会人として日々を切り盛りしていたら。

明治政府の方針で「今日からこの暦ね〜!」と
新暦に切り替わったとき、

「なんそれ? ややこし!!」

と言っていたと思います。

それまで、休日は1のつく日と6のつく日と
節句や祭りの日だったそうで、曜日はなかったそうです!
曜日は、新暦になってから。

今あるものは、ずっと前からあるとは、限らないのです。


「新旧 暦くらべ2010年 下半期版」
 525円(税込)
 制作:水登舎 川口澄子
 販売:望雲


参考文献:
『暦の雑学事典』
吉岡安之著、日本実業出版社刊

国立天文台 天文情報センター 暦計算室

『天文手帳2010年版』
星座早見盤付天文ポケット年鑑浅田英夫編著、石田智編著、地人書館刊


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2009年1月 5日 (月)

旧暦カレンダー『新旧 暦くらべ』2009年版

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旧暦と新暦を見比べられる折り本型
カレンダー2009年版です。

拙著『旧暦ライフ温故知新』の副読本として、
旧暦の暦をお楽しみいただくために2006年より作りはじめたカレンダーです。

「旧暦」とは日本で明治のはじめまで使われていた
暦のことで、月と太陽、2つの基準で暦を構成しているため、
「太陰太陽暦」とも呼ばれます。

現在の暦は、太陽をもとにした「太陽暦」のひとつです。

むずかしいことはわからなくても
このカレンダーは新暦と照らし合わせて見ることができるので、
旧暦がひとめで比較できるようになっています。

2009年版は、新暦の1か月分を2折り分に改良いたしました。
約15日おきに1折りです。

左側の赤い方が新暦、
右側の黒い方が旧暦になっています。

月の満ち欠けと、二十四節気、行事なども記してあります。


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今年の、旧暦1月1日は、新暦だと1月26日にあたります。
この日は新月です。
旧暦では、どの月も新月になる日を1日としていました。
そしてひと月は、29日間か30日間です。
月が地球を一周するのが約29.5日。

旧暦の日付は、月の動きに合わせて作られたのです。
新暦の日付は、太陽の動きがもとになっています。
(太陽は実際には動いていませんが、暦学では動いている
 と仮定して計算されるのです)

そんなことより、
このように、三角柱になるようクリップで留めますと、

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1月前半が卓上でもお楽しみにいただけます。

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1月後半になったら、パタンと奥に回転、

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2月になったら、またパタンと回転。

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写真だとちがいがわかりにくくて
まちがいさがしみたいですね…。

もちろん、柱や壁にぶらさげてもお楽しみいただけます。


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長いです。これで1月から6月までの半年分。
裏面は7月から12月まで。

今年より新暦の1月から12月までの
区切りの良いカレンダーにしました。

お求めは、下記の望雲にてどうぞ。
今年より、お取扱いを望雲にお願いすることにしました。

望雲での販売を記念しまして、包装紙を2パターン
用意いたしました。

通常バージョン。
暦くらべに登場するイラストが散りばめられています。


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封緘は、「きゅーれき?」と申しているおかっぱ娘です。


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おめでたうバージョン。
のし風です。のしがタテ向きですが、細かいこと言いっこなしです。


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ウラです。


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封緘は、あっぱれ「扇子」です。


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ご自分用に、進物用に、包装紙をお使い分けください!


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旧暦カレンダー『新旧 暦くらべ』2009年版

作・画  川口澄子
デザイン (有)コズミック福岡
定価   1,050円(税込)


お問い合わせ 
    望雲   092-733-1135
    営業時間 13:00~19:00
    定休日  火・水曜日 


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2008年12月 9日 (火)

『七十二候美味禮讚』食いしん坊の料理人と画工の歳時記

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先週12月5日に共著で、新作が発売となりました。
共著者は、料理店「さだ吉」店主の三浦俊幸さん。

常々、食べ物の旬や季節感を盛り込んでいらっしゃるさだ吉のメニューを
七十二候という古くからの暦に照らし合わせ、絵と文で綴りました。

毎日の食卓のヒントとなる、旬をとりいれた調理法、
七十二候をふくむ旧暦の仕組みや和漢の食養生法も紹介しています。


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植物学者・牧野富太郎博士は、
「人間の生命を繋いでいるものは、第一に食物が必要で、
それを必然的に要求するために植物から
種々様々なものが用意がされている。・・・・・植物に感謝せよ」
とお話なさったそうです。

三浦さんも、食物となった生命に感謝していただく、
ということを意識していらっしゃる、と感じます。
絵は、あくまでもそのような思いを描きとどめたに過ぎません。

なにか思いがしっかりしているものに触れると、
つい、描きとどめたくなるのです。

七十二候美味禮讚(礼讃)。
四季折々、心からおいしいと思える食物をほめたたえたい。

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【 リンク 】

■ http://ja.wikipedia.org/wiki/牧野富太郎

■ 『七十二候美味禮讚』 食いしん坊の料理人と画工の歳時記
  (→小学館のサイトへ)
  著  三浦俊幸(文)、川口澄子(画)
  定価 1,680円(税込)

■ さだ吉公式ホームページ

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2008年3月13日 (木)

『東洋見聞録 医の巻』

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             〈『東洋見聞録 医の巻』挿絵より〉

竹橋にある国立公文書館にて
4月5日より「病と医療」展が行われるとのポスターを
九段下駅構内で発見!
サブタイトルは、「江戸から明治へ」。

気になる展覧会におもわずパチリ。


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明治にかわるまで、日本の医療は「漢方」がメイン。

「漢方」とは、中国伝来の伝統医学。
治療手段として鍼、漢方薬(生薬のブレンド)、按摩がある。

江戸時代、将軍も大名も、病気になったら
診てもらうのは漢方の専門医。
西洋医学の専門医は眼科と外科だけで、
内科を診ることは禁じられていたそうな。

明治になって、西洋伝来の政治、科学などを国が採用し、
それまで恩恵を受けた中国伝来の文明は
旧政府(徳川幕府)の象徴として、
残されなかった、といわれる。

西洋医学がダントツですばらしかった、
のではなく、時の政府の都合なのでした。

本家中国では、西洋医学と伝統医学が国の医療として
認められており、ご当地では「漢方」ではなく
「中医学」と呼ばれる。

伝統医学には西洋医学にない良さと欠点が、
西洋医学には伝統医学にはない良さと欠点が、
それぞれ、ある。

そのへんのことがおもしろくて、資料をあたり、
中医師の幸井俊高先生に監修してもらい、
『東洋見聞録 医の巻』を著した。

江戸から明治の医学のうつりかわりは、
遠い昔のことようで
今の世相にも通じるところがあり、
興味深い!


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【 参考図書:amazon にリンク 】

■ 川口澄子著 『東洋見聞録 医の巻』

■ 司馬遼太郎著 『胡蝶の夢』
幕末を駆け抜けた『侠』と『理』の蘭方医二人。
「蘭学」という身分社会崩壊の「引き金」を引いた男達の物語。 (amazonより)


■ 手塚治虫著 『陽だまりの樹』
手塚治虫の曾祖父で医師だった手塚良庵を主人公に江戸末期から近代国家幕開けまでを描く。

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【 関連公式サイト 】

■ 幸井俊高先生の薬局 薬石花房 幸福薬局

■ 国立公文書館 http://www.archives.go.jp/


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            〈『東洋見聞録 医の巻』挿絵より〉


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